応用分野

分子スイッチの構造制御を利用した多進法(5進法以上)
有機論理インバーターの実現

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鄭旲盛 教授

受賞業績

半導体工程の微細化が素子安定性などの限界にぶつかると、より少ない数の素子で同じ演算ができる多進法論理回路が代替材として浮上し、 3進法インバーターの開発が注目されている。

 

鄭旲盛教授の研究課題は、3進法インバーターにDiarylethene分子スイッチを導入し、特定波長の光源により各半導体の抵抗を調節し、5進法以上の演算が可能なインバーターの実現を目標とする。最低5進法以上の演算が可能なインバーターが開発されると、従来半導体に必要だった素子の半分以下の数でも同様の演算ができりようになり、半導体微細化の大きなチャレンジ課題であるコスト削減と電力効率性の極大化のための画期的な解決策となる。

 

構造的に簡素化を維持できる多進法インバーターの開発は挑戦性が要求される課題で、発展可能性が高く、研究成果が半導体企業に技術的 breakthroughを提供し、低電力/小型素子技術に寄与できると予想される。

Message
私たちの研究は「新しいメカニズム」だ
限界にぶつかった従来の2進法インバーターそのものの素材を変えて、
多進法を可能とすることは簡単ではありませんが、
新しいメカニズムを提案します。
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