応用分野
酸素負イオンの酸化還元のみを用いる、
新たな高容量リチウム二次電池の正極素材の開発
李倫禎 教授
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所属
漢陽大学 エネルギー工学科
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E-Mail
yjlee94@hanyang.ac.kr
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受賞業績
最近、電気自動車の発展、ESSの拡大などにより、高エネルギー密度電池に対するニーズが高くなっているが、従来のリチウムイオン電池のエネルギー密度は限界にきている。李倫禎教授は、これを解決するためにLi₂O酸素‐負イオン酸化‐還元反応を利用する電池の正極物質を設計し、負イオン酸化‐還元反応を極大化させて容量を画期的に高めるリチウムイオン二次電池システムの開発を目指している。
これを通じて、リチウム二次電池の容量拡大が可能となり、モバイルICT、電気自動車、ESSなどに幅広く活用され、関連産業の発展と共に次世代のエネルギー技術を先取りできるとみられる。なお、界面反応と触媒、電気化学に対する研究は、空気電池、触媒化学、電気化学の素子分野に幅広く適用できるため、類似学問の発展にも寄与すると予想される。
リチウムイオン二次電池は、世界的に最も脚光を浴びている分野の中の一つで、多くの会社と研究所が挑戦しているが、李倫禎教授の研究課題は、酸素負イオン基盤の駆動原理を提案している点で、従来の研究との差別性が高いと評価されている。
Message
私たちの研究は「世の中を変えるエネルギー」だ