金熙珍教授の研究課題は、カルボニル基の炭素-酸素の二重結合をそのまま維持した状態で炭素に金属原子が導入されたアシル陰イオン中間体を生成した後、その短寿命中間体が副反応で消耗される前に速やかに合成反応に活用することで直接的な極性反転反応を達成する課題である。

カルボニル基の炭素を求核剤として活用する新規合成技術を天然物のように生理活性物質及び様々な有機材料化合物の合成に適用できる。また、反応段階を節約できる課題の研究結果が実証的に融合すれば、学会及び産業界への波及力が大きいと予想され、実際、産業界の合成プロセスにも積極的に活用されると評価されている。また、従来の合成法に比べて効率性が高く、自動化された医薬品原料物質の生産工程を様々に開発できるというメリットがある。

これを通じて未来の医薬品生産市場のための新規生産プロセスを先取りすることができる。本研究はカルボニル基の炭素と酸素の部分電荷をベースとする有機反応に関する概念を再確立することになる。また、求電子剤を使用することで様々な化合物に転換させ研究の普遍性を拡張させると期待される。