本研究は超実感ディスプレイ用の次世代発光素材として大きく注目を集めているペロブスカイト発光素材の欠陥を結晶多形を活用する独創的な方法を通じて効果的に制御し、高色純度・高効率・高性能のペロブスカイトの赤色発光ダイオード（PeLED）を開発することである。

金教授の提示するペロブスカイトの欠陥制御技術は従来の外部化学種を使用する方式とは異なり、同じ化学構造の結晶多形を使用することで素材の均一度と結晶性を増大させ、欠陥密度は革新的に減らせる技術でペロブスカイト発光ダイオード研究の新たな扉を開けると評価される。

欠陥が効果的に制御された高結晶性ペロブスカイトは発光ダイオードだけではなく、ソーラーセール、ニューロモルフィック素子など様々な次世代積層型半導体素子に応用が可能で、超実感ディスプレイ、マイクロディスプレイなど関連産業の未来革新成長に寄与できるものと期待される。